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「廃食用油を使用したバイオディーゼル燃料」のエコマーク認定商品が誕生

2017.09.19ニュースリリース

エコマーク商品類型No.160「廃食用油を使用したバイオディーゼル燃料Version1」認定基準において、初の認定商品が誕生しましたのでお知らせします。

「廃食用油を使用したバイオディーゼル燃料Version1」認定商品について

再生可能な植物などの生物資源からつくられるバイオ燃料は、CO2排出削減、枯渇資源である化石燃料の代替といった観点から、各国で導入が進められていますが、燃料となる作物の生産において食糧との競合や土地利用の変化による温室効果ガスの増加などの課題も指摘されています。国内では、飲食店や家庭などがから回収された廃食用油を脂肪酸メチルエステル化したバイオディーゼル燃料(FAME)がバスやトラック、建設機械、発電機などに使用されていますが、近年は使用が伸び悩み、消費者の認知も高まっていない状況にあります。
そこで、エコマークではバイオディーゼル燃料の普及を後押しするため、2017年8月より認定を開始しました。認定基準では、燃料の原料油脂が廃食用油であること、製造時に発生する有害物質の適正な処理、燃料の安全な使用につながるユーザーへの情報提供・品質管理などを要求事項としました。 今回、初めてエコマーク認定を受けたバイオディーゼル燃料は下表の4商品です。(「揮発油等の品質の確保に関する法律」に基づき軽油にFAMEを5%混合したB5が3商品、FAMEを他の燃料と混合せずに使用する燃料(B100)が1商品。) 今後、エコマーク認定のバイオディーゼル燃料が普及することで、消費者の廃食用油回収への協力意識の向上やバイオディーゼル燃料のさらなる活用が期待されます。

エコマーク商品類型No.160「廃食用油を使用したバイオディーゼル燃料Version1」認定商品

※ 認定日はいずれも2017年9月15日。
認定基準などは、エコマーク事務局ウェブサイト認定基準のページにて公開しています。

ニュースリリース(2017年9月19日)

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