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浄化槽のはなし

 みんなの家庭で出た排水は、浄化槽や下水処理場などできれいな水になって、川や海に流されています。特に浄化槽(合併処理浄化槽)は、小さいけれど大きな下水処理場と同じしくみで水をきれいにする、自然にやさしいはたらき者です。
水処理
 

 現在、家庭で設置されている浄化槽には「合併処理浄化槽」「単独処理浄化槽」があります。このうち「単独処理浄化槽」は「し尿処理」しかできないため、「生活雑排水(台所、お風呂、洗濯等の排水)」をたれ流しにして、川や海を汚してしまいます。「生活雑排水」も浄化できる「合併処理浄化槽」へのつけ替えが急がれています。

 あなたの家の浄化槽は「合併処理浄化槽」ですか?もし「単独処理浄化槽」なら、すぐに「合併処理浄化槽」に転換することをお奨めします。
浄化槽

文・イラスト:環境省 浄化槽サイトより

浄化槽について詳しく知りたい人は“浄化槽のひみつ”のサイトを見てみよう
環境省HP http://www.env.go.jp/recycle/jokaso/himitsu/index.html

 
 

 

なぜエコマークで浄化槽?

 全国での汚水処理人口は、大都市と中小市町村で大きな差があり、100万人以上の大都市の汚水処理人口普及率は99.3%(下水道98.8%、浄化槽0.4%)と進んでいるのに対して、人口5万人未満の市町村では72.2%(下水道46.3%、浄化槽17.3%)にとどまっています。
 浄化槽(合併処理浄化槽)は、家庭から出る排水をきれいにするという本来の役割だけでなく、個別に処理された水がその場で放流されることで、河川の自然な状態の水量が保たれるという水循環の観点からも環境に優しい設備です。また、下水道事業のような長い管路が不要で効果の発現が早いため、特に今後の人口の分散した地域への汚水処理施設の整備にも効果的と考えられています。
 そのため、浄化槽を設置していることが環境に優しいということをもっと広く知ってもらい、より環境配慮されている浄化槽を選んでもらうために、エコマークで浄化槽を認定することにしたのです。

 

エコマーク認定浄化槽はどんな特徴があるの?

  

エコマークでは、製品のライフサイクルと4つの重点領域を考えて、総合的に環境配慮を評価できるよう認定基準を作っています。
 浄化槽の認定基準では、家庭用(10人槽以下)の合併処理浄化槽を対象として、浄化槽本来の役割である水処理性能だけでなく、製造時や設置工事時の省資源・資源循環、使用段階の省エネ性能など、様々なステージで環境性能に優れた浄化槽を評価しています。エコマーク認定の浄化槽には下のようないろいろな特徴があるので、これから浄化槽の設置が必要な人は、是非参考にしてください。
基準の特徴
 
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