エコマークアワード

エコマークアワード2019

エコマークアワード

「エコマークアワード2019」受賞者が決定しました。
表彰式は、2020年1月16日にワテラスコモンホール(東京・千代田区)にて行います。
エコマークアワード2019表彰式・懇親会の報告

エコマークアワードパンフレット(受賞者一覧、評価コメント)

最優秀賞

越後製菓株式会社

環境に配慮したフィルム包装米飯「日本のごはん」

<選考委員会評価コメント>
越後製菓株式会社は、餅類、米菓、米飯等の製造販売会社である。主力商品の一つである包装米飯「日本のごはん」において、家庭でのプラスチックごみの削減を目標とし、従来のトレー型容器とは全く異なるお茶碗型の薄いフィルム容器を採用。個包装重量を従来の約15gから約2gまで減らし、容器の大幅な軽量・薄肉化を実現した。これまでの常識にとらわれないこの革新的な容器は、長年にわたる研究開発と技術力により、単一素材化、接着剤不使用といった数々の技術的なブレークスルーによって実現されている。エコマークによるコミュニケーションを通じて、少量を手軽に食べられるという消費者のメリットはそのままに、ごみが少ない容器包装を選ぶという新たなライフスタイルを提案する優れたエコプロダクトである。


優秀賞

株式会社ケーズホールディングス

新製品が安いケーズデンキ エコ活動のご紹介

<選考委員会評価コメント>
株式会社ケーズホールディングスは「ケーズデンキ」を運営し、家電量販店として初めて全国約500の店舗でエコマーク認定を取得した。店舗での環境配慮として消費者との接点を大切にし、家電修理による長期使用の推進や回収・リサイクルに関する情報を店舗内ポスターで周知するなど、小売店舗ならではの広報活動を展開している。店舗運営においても、エネルギー使用量の見える化によるCO2排出の削減や従業員の環境に対する意識向上が図られている。今後も消費者とのかかわりを通し、環境配慮に積極的に取り組む小売店舗として業界をリードすることが期待される。


優秀賞

コープデリ生活協同組合連合会

100年後の地球のために

<選考委員会評価コメント>
関東1都7県の7生協で構成されるコープデリ生活協同組合連合会は、500万人を超える組合員とともにSDGsの達成を目指している。エコマークをはじめ環境ラベル認証商品を多くそろえ、エシカル消費の普及啓発を軸とした事業展開を行っている。とりわけ、エコマーク認定商品の取り扱い数は近年大きく増加しており、店舗でのPOPによるエコマーク商品の紹介や、宅配・ネットでの幅広い周知など、エコマークの普及啓発において大きく貢献している。宅配センターや店舗での環境学習は年間多数開催されるなど、地域組合員との環境コミュニケーション活動が定着している点も高く評価された。


優秀賞

函館市

グリーン購入の推進に向けた函館市の取り組みについて

<選考委員会評価コメント>
函館市は、環境配慮物品の調達実績向上のため、2017年にグリーン購入ガイドラインを大幅に見直し、調達目標の達成に取り組んでいる。ガイドラインでは、判断基準の目安としてエコマークを最優先に掲載し、調達時のわかりやすさを追求している。目標値を達成していない部局に対して原因の分析を送付するなど、実施後の評価と改善により全庁でのグリーン購入実施の徹底を図っている。さらに庁内だけでなく市民への周知に取り組み、市内を走る電気自動車へのラッピングや、コミュニティラジオへの出演、オリジナルのエコすごろくの作成など、アイデアと行動力が光っている。函館市のグリーン購入促進の実施は、他の自治体にも大いに参考になる優れた事例である。今後の取り組みの継続に期待したい。


優秀賞

国立大学法人 三重大学

三重大学の学生・教職員による MIEUポイント活動

<選考委員会評価コメント>
三重大学は、「世界に誇れる環境先進大学」を目指し、環境方針のもと様々な環境配慮の取り組みをしている。中でも、学生や教職員が自発的に行った省エネ活動や3R活動に対してポイントを付与し、大学生活で必要な商品(エコマーク認定商品等の環境配慮型商品)と交換できる「MIEUポイント」の運用は、スマートフォンを活用し手軽に参加できる仕組みを構築し、個々の学生や職員によるエコ活動という努力を「見える化」した好事例であり、学生の環境教育の視点でも優れている。ポイントは企業からの寄付を原資とし、大学のイニシアティブのもと学生と企業とともに運用する取り組みは、今後地域の環境活動の活性化にもつながることが期待される。


エコ・オブ・ザ・イヤー

戸田家 [認定番号:19 503 003]

(株式会社戸田家)

<選考委員会評価コメント>
戸田家は、旅館で初めてエコマーク認定を取得した施設である。大型旅館でありながら、きめ細かく利用者の要望に応じて提供される食事「御客前会席」による食品ロスの削減、生ごみを堆肥化して育てた野菜や無農薬の野菜・果物を使用したメニューなど、おもてなしと環境配慮が両立されている。さらに、業界では初めて、調理時に廃棄される残渣を養殖用に飼料化したり、施設内で発生した古紙のリサイクルルートを製紙会社と連携して立ち上げるなど、資源循環に大きく寄与する活動に長年にわたって取り組んでおり、施設運営にて一貫した環境への配慮がみられる。また近隣の海洋漂着ゴミの清掃および定点調査に定期的に取り組むとともに、施設への見学を広く受け入れるなど、自社内に留まらず社会に貢献する真摯な活動が高く評価された。観光産業における環境配慮のモデル旅館として、今後のさらなる活動が期待される。

エコマークアワード2019概要

お問い合わせ

(公財)日本環境協会 エコマーク事務局 事業推進課
電話:03-5829-6286 FAX: 03-5829-6281 
E-mail:award@ecomark.jp

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