エコマークアワード

エコマークアワード2026

「エコマークアワード2026」受賞者が決定しました。
ニュースリリース「エコマークアワード2026受賞者決定」(2026.11.05)

表彰は、各受賞者に対し個別に賞状・トロフィを授与いたします。

最優秀賞

グローブライド株式会社

漁業系プラスチックを活用した地域共創型サーキュラーエコノミーの実践

<選考理由>
グローブライド株式会社は、兵庫県明石市の明石浦漁業協同組合との協働により、役目を終えた漁業系プラスチックを回収して高品質なクーラーボックスへリサイクルする「地域共創型資源循環モデル」を構築した。使用済みの漁網やプラスチックカゴなどの漁業資材を有効活用したいという漁協側の問題意識と、同社の環境配慮型ものづくり推進への思いが一致し、技術的な課題をクリアして製品化を実現。一過性の取り組みで終わらせず、この連携システムを他の地域へ拡張させるべく活動を進め、さらにほかの釣具製品への横展開を見据えている点など、循環の仕組みを地域と共に育てる理想的なビジネスモデルを提示した。エコマークの認定取得で満足することなく、生活者との対話を生み出す「共通言語」として極めて効果的にエコマークを活用していることも特筆すべき点である。自然と深く関わる事業を展開する企業であるからこそ、地域やユーザーとともに海の豊かさを守ろうとする意気込みが伝わった。
エコマーク認定:クールラインα3 S2500 E NBL

受賞者のコメント・受賞につながった取り組みについて
このたびは、エコマークアワード2026最優秀賞という大変栄誉ある賞を賜り、誠にありがとうございます。
グローブライドは、DAIWAブランドを擁するフィッシングをはじめ、ゴルフ・ラケットスポーツ用品の製造・販売を通して、すべての人に自然と触れ合い、一生涯を通して爽快な感動を体感いただく「A Lifetime Sports Company」です。
本取り組みは、兵庫県明石市の明石浦漁業協同組合との対話から始まりました。漁業の現場で役目を終えたプラスチックカゴを回収・再資源化し、クーラーボックスの外装部材として活用することで、地域で生まれた資源が再び価値を持つ循環の形を目指しました。再生材を使用しながら、釣具として求められる品質や耐久性を確保するため、関係各社とともに洗浄・選別、材料配合、成形条件などの課題に取り組み、製品化を実現しました。
今回の受賞を励みに、今後もエコマークを生活者や地域の皆さまと環境について対話するための共通言語として活用しながら、他地域への展開や他製品への応用を進め、豊かな自然とフィッシング・スポーツの楽しさを次世代へつなぐものづくりに取り組んでまいります。

  • 最優秀賞取り組み
  • 最優秀賞取り組み

フィッシングブランド<DAIWA>のグローブライドがエコマークアワード2026「最優秀賞」を受賞

優秀賞

株式会社呉松

持続可能なサーキュラーエコノミー創造に向けた環境資源循環ビジネスモデル
【コーヒーの搾りカス(廃棄物)×新配合・成型技術でのアップサイクルな人工木建材への製品化】

<選考理由>
株式会社呉松は、廃棄物であるコーヒーの搾りかすやワインのぶどう搾りかす、ウイスキーの麦芽かすなどを、リサイクル樹脂と高比率で配合・成形する独自の優れた配合技術を確立。付加価値の高い「人工木建材」へとリサイクルする持続可能な地域環境資源循環ビジネスを実践し、サーキュラーエコノミーの新たな可能性を切り開いた点が高く評価された。木粉の代替として多様な廃棄有機物の特性を高い成型技術により見事にプラスに転化させた点に加え、ビジネスとしての継続性と地域資源の再利用を高い技術力で結びつけている。幼稚園や病院などの高い環境配慮と耐久性、バリアフリー性能が求められる公共事業の現場においても着実に社会的信頼を得ている。カフェや企業から出たコーヒーの搾りかすを、地域の障害者施設が回収・乾燥・廃棄処理を担い、人工木建材を生産するといった多様な主体との連携も注目すべき点である。

受賞者のコメント・受賞につながった取り組みについて
この度は「エコマークアワード2026」におきまして、優秀賞を受賞するという栄誉を賜り、大変光栄に損じます。
弊社のアート・コム・ウッドでは、2009年よりエコ製品でのバリアフリーに対応した人工木建材「ウッドデッキ」などの特許製品開発を実施してきました。2023年にはSGDs宣言をおこない「森の豊かさを守る、再生可能資源を活用した持続可能な製品づくり」をコンセプトとして3Sにも対応した生産システムも構築することが出来ました。そして現在、社会的にも環境に対する取り組みが循環可能な経済へと進化するに伴い「持続可能なサーキュラーエコノミー創造に向けた環境資源循環製品」の開発とシステム構築を目標に企業活動をおこない今回受賞へと繋がりました。
取組みとしては、富山のタリーズコーヒーで排出したコーヒーグラウンズ(搾りかす)を次の店舗である「タリーズコーヒーおとぎの森店」のバリアフリーに対応したアップサイクル製品として人工木デッキへと生まれ変わらせました。現在は墨田区の「コーヒーループプロジェクト」でもある地域環境資源循環活動として、地域の社会福祉団体や企業との連携事業も進めおります。
今後も各地域や各企業より排出された廃棄物やリサイクル原料を付加価値あるアップサイクル製品を生み出すためにも「地域to地域、企業to企業」の持続可能な資源活用を企画の段階から取り組み「新しい経済価値を育む循環経済型社会システム構築に向けて、個々の企業から共感のパートナーシップによる企業連携(協業)が育む循環経済ビジネス」へ挑戦していきます。

  • 優秀賞取り組み
  • 優秀賞取り組み

優秀賞

株式会社ワークスタジオ

エコマークとともに広げる繊維資源循環の輪
~PANECO®による廃棄衣類の価値創造~

<選考理由>
株式会社ワークスタジオは、深刻な衣類・繊維製品の廃棄問題に対し、廃棄繊維を都市に眠る資源である「都市森林」と捉え、この新しい思想のもと、リサイクルボード「PANECO® board S」を開発しエコマーク認定を取得した。繊維を廃棄物で終わらせず再び社会で使うという資源循環の新たな枠組みや、社会実装の例を具体的に提示した点が高く評価された。多種多様な繊維が混在する分別困難な回収衣類を、素材を問わず粉砕・成形する独創的なアプローチで実用化に成功。福祉施設や製造・加工パートナー、繊維商社などそれぞれの役割を担う主体を有機的に結びつけ、パートナーとして協働する持続的な循環型エコシステムを構築している。客観的な信頼の根拠としてエコマークを活用することで、「社会が選び、広げる素材」を目指しており、社会全体での取り組みを重視する同社の一貫した姿勢は、今後の展開にも大いに期待するものである。

受賞者のコメント・受賞につながった取り組みについて
この度は、エコマークアワード2026「優秀賞」に選出いただき、誠にありがとうございます。
私ども株式会社ワークスタジオは、廃棄される衣類や繊維製品に新たな価値を見いだし、再び社会で活用できる素材へと生まれ変わらせることを目指して、「PANECO® board S」の開発と普及に取り組んでまいりました。
現在では、戸田建設株式会社様の本社ビルや株式会社ローソン様の店舗の床材、株式会社東横イン様の壁掛け時計、TDK株式会社様のオフィス家具、ソニーストア様のプロダクトなど、さまざまな用途で採用いただけるようになりました。
試行錯誤を重ねてきた取り組みを評価いただけたことは、大きな喜びであり、今後の活動への励みとなります。また、この受賞は私どもだけの成果ではなく、理念に共感し、ともに歩んでくださった企業や関係者の皆様のご協力があってこそ実現したものです。心より感謝申し上げます。
今回の受賞をきっかけに、エコマーク認定による信頼を生かしながら、より多くの企業や設計者の皆様に「PANECO® board S」を知っていただき、繊維由来の循環素材が社会で広く選ばれ、活用される未来に向けて、これからも挑戦を続けてまいります。

  • 優秀賞取り組み
  • 優秀賞取り組み

【動画】PANECO® board S

優秀賞

エレコム株式会社

「もしも」を「いつも」の安心に。
エレコムが挑む、地球と人を守る次世代パワーチャージ・エコシステム

<選考理由>
エレコム株式会社は、モバイルバッテリーで初となるエコマーク認定を取得した。同社は、以前から気候変動対策や自然再生などの環境活動のほか、包装材へのFSC認証紙の使用や再生プラスチックの採用など、先進的な環境負荷低減を継続的に推進している。その上で、単に環境性能を高めるだけでなく、製品本体にQRコードを表示することで「使用後の適切な廃棄・回収拠点情報」へユーザーが容易にアクセスできる仕組みを業界に先駆けて導入した。これにより、より高い精度での「設計製造から使用後の適切な回収・再資源化まで」の循環プロセスの実現を目指している。こうした一連の取り組みを、エコマークという第三者認証を活用してわかりやすく伝えている点も、本アワードの趣旨と見事に軌を一にする。認定取得をゴールではなくスタートとして、貴重な知見を業界全体へ共有・波及させたいという力強いコミットメントに、大いに期待したい。

ベストプロダクト

ELECOM DE-C76-10000シリーズ、EC-C45シリーズ、DE-NJ76-10000シリーズ [認定番号 26 169 001]
ELECOM DE-C46L-10000シリーズ、EC-C13Lシリーズ [認定番号 26 169 002]

エレコム株式会社

<選考理由>
エレコム株式会社のモバイルバッテリーは、社会的ニーズと安心・安全を高度に結びつけた製品として高い評価を得て、ベストプロダクトに選出された。近年、世界的にもモバイルバッテリーの安全性や発火リスクへの懸念が急激に高まる中、本製品は厳しい「環境配慮基準」と「高度な安全性」の双方を、エコマークという第三者基準によって客観的に保証した形で市場に送り出した点に、極めて大きな社会的意義がある。さらに、製品本体のQRコードから、購入者が最寄りの回収拠点やリサイクル情報を確認できる案内を提供。適切な使用・廃棄方法の普及や社会課題の解決に大きく寄与している。本体への再生プラスチックの使用や包装への森林認証材使用、長寿命化など、環境に配慮した製品であることに留まらず、消費者の「日常の安全」と「非常時の安心」につながる本製品は、業界全体の安全・環境意識を高めるモデルケースであり、今後の市場を牽引するものである。

エレコムがエコマークアワード2026にて初受賞 モバイルバッテリーが「ベストプロダクト」環境負荷を減らす取り組みが「優秀賞」に

エコマークアワード2026概要

エコマークアワードとは

エコマークアワードは、日本環境協会が2010年度に創設した表彰制度です。
環境配慮商品の普及に関する優れた事例を広く公表するとともに、エコマーク事業の目的である「消費者の環境を意識した商品選択、企業の環境改善努力による、持続可能な社会の形成」に向けて積極的に活動している企業・団体等を表彰するものです。

賞の概要

最優秀賞・優秀賞 ※募集対象

対象 企業・公共・民間の各部門において、「消費者の環境を意識した商品選択、企業の環境改善努力による、持続可能な社会の形成」に大きく寄与する取り組み
応募資格 「消費者の環境を意識した商品選択、企業の環境改善努力による、持続可能な社会の形成」向けて積極的に取り組む、下記のいずれかに該当する企業・団体等。自薦、他薦、または選考委員会の推薦により選考の対象となります。
・商品(製品・サービス)でのエコマーク認定取得企業(使用契約企業)。
・事業者、自治体、地域団体、教育機関・学校のクラス、グループ等(エコマーク認定商品の有無は問いません)
募集期間 2026年5月18日(月)~ 7月17日(金)
選考方法 応募または推薦のあった団体の中から、「エコマークアワード選考委員会」が評価ポイントに沿って選考
1)一次審査
エントリー内容(800字以内)による書類審査
2)本審査
一次審査通過団体に対してプレゼンテーション(約10分)等による最終審査を行い、受賞者を決定
評価ポイント ○エコマークを通じた以下の「活動テーマ(6項目)」のいずれか(1項目以上)における取り組みが、特に秀でた企業・団体を表彰。

「活動テーマ」
1. エコマークやエコマーク商品の認知度向上、市場への普及・浸透
 例)エコマークを表示した販売促進、積極的な認定取得 等
2. 環境コミュニケーション
 例)社会見学等の受け入れ、マークを活用したイベント・キャンペーン 等
3.環境負荷低減効果
 例)CO2排出量削減、LCA評価、CFP・見える化 等
4. 技術開発における創意工夫
 例)業界初の技術、研究開発の継続 等
5. 新たな社会システムの提示、構築
 例)回収・リサイクルシステム 等
6. 地域に根差した環境貢献活動
 例)出前事業、清掃活動、植林ツアー、地産地消 等

○評価の指標
「エコマークの活用」◎、「市場、社会へのインパクト」、「活動の意欲・継続性」、「多様な主体との連携」、「取り組みの先進性」に照らして評価します。
(◎ 審査において最も重視される指標)

最優秀賞について

優秀賞の中から、最も優れた取り組みを行う企業・団体に授与されます。

ベストプロダクト ※募集対象外

概要 特に環境性能や先進性、エコフレンドリーデザインなどに優れたエコマーク認定商品を表彰
対象 2025、2026年度に認定されたエコマーク認定商品 ※募集はいたしません
選考方法 対象のエコマーク商品から評価ポイントおよび認定基準への適合状況等を勘案し、「エコマークアワード2026選考委員会」で評価を行い選出
評価ポイント
  • エコマークの4つの重点領域「省資源と資源循環」「地球温暖化の防止」「有害物質の制限とコントロール」「生物多様性の保全」のいずれか1つ以上に大きく寄与するもの
  • その製品を使用することにより消費者の環境意識の向上、又は環境教育へのつながりが期待されるもの
  • 消費者の購買行動を環境に配慮したものへと誘導することが期待されるもの
  • 先導的な技術または取り組みであり、他の企業・団体等への波及効果が期待されるもの

選考委員

木村 雅彦 氏 株式会社GKグラフィックス 代表取締役社長 
株式会社GKデザイン機構 取締役
西尾 チヅル 氏 筑波大学 副学長
平尾 禎秀 氏 環境省 大臣官房 環境経済課長
藤井 実 氏 国立研究開発法人 国立環境研究所 社会システム領域 システムイノベーション研究室 室長
山口 庸子 氏 共立女子大学・共立女子短期大学 副学長
共立女子短期大学 生活科学科 教授
藤崎 隆志 公益財団法人日本環境協会 エコマーク事業部

資料

お問い合わせ

公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局 事業推進課
電話: 03-5829-6286
お問い合わせフォーム