世界エコラベリング・ネットワーク(GEN)は、タイプⅠ環境ラベルの運営団体で構成される非営利団体として1994年に設立されました。日本は設立当初より発起団体のひとつとして加盟しています。製品やサービスを対象とした環境ラベルの向上、普及、発展を目的としており、その活動は会員だけでなく、他の環境ラベル団体、利害関係者、一般市民を広く支援しています。
タイプⅠ環境ラベルとは、ISO14024 Environmental labels and declarations-Type Ⅰ environmental labeling-Principles and procedures(JIS Q 14024 環境ラベルおよび宣言-タイプⅠ環境ラベル表示-原則および手続)に準拠し、①第三者機関が、②『資源の採取から廃棄まで』の全ライフサイクルにおける環境影響を考慮して、③複数の基準に基づいて商品・サービスを認定する制度です。
GENの使命は、環境ラベルの向上、普及、発展を通じてGEN会員、他の環境ラベルプログラム、他の利害関係者および一般市民に資することであり、具体的には以下のとおりです。
GENは、7名の役員と、会計責任者(Treasurer)1名、事務局(Secretariat )1名、総務事務局(GAO)1名の計10名で運営しています。公益財団法人日本環境協会は、総務事務局(GAO)を担当し、会計責任者(Treasurer)として本部運営に携わっています。
役員 | KS Venkatagiri(議長) | インド |
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Katherine Larocque | アメリカ | |
Qiuming (Fallight) Xu | ドイツ | |
Svetlana Perminova | ウクライナ | |
Yan Tao | 中国 | |
Yulia Gracheva | ロシア | |
Wijarn Simachaya | タイ | |
会計責任者 | 小林 弘幸 | 日本 |
事務局 | Kate Harris | オーストラリア |
総務事務局(GAO) | 小林 弘幸 | 日本 |
タイプⅠ環境ラベル制度は、世界の56以上の国や地域で実施されています。GENの活動には2023年10月現在、32団体の正会員、6団体の準会員、6団体の賛助会員が加盟しています。
各環境ラベル機関の代表者や政府関係者等が出席する年次総会を年1回開催しています。環境ラベルに関する情報共有や意見交換等を行っています。また、年2回(春と秋)には役員会を開催しています。
2009年に神戸で行われた年次総会の様子
2003 年のGEN 年次総会で採択されたGENによる監査システムです。環境ラベルの基準策定方法や組織体制などについてISO14024(タイプⅠ環境ラベル)の規則に則って運営されているかなどを、GEN の「専門家による評価パネル」により評価するものです。
日本は2012年及び2020年にGENICESの認証を受けています。
詳細情報は、GENのウェブサイトをご覧ください。
GEN
【事務局(オーストラリア)】※英語対応のみ
Kate Harris
P.O Box 1807, Canberra ACT 2601, Australia
TEL. +61 2 5110 2202, ext. 100 E-mail:secretariat@globalecolabelling.net