2014.10.24イベント・セミナー
「ASEAN地域における持続可能な消費と生産に向けたグリーン公共調達と環境ラベル」開催のご案内
国際市場における環境配慮型製品の流通促進のため、各国が独自の環境基準に基づきグリーン公共調達(GPP)や環境ラベルの制度(ISO14024に基づくタイプⅠ環境ラベル制度)を展開しています。特にASEAN地域においては、現在GPPや環境ラベルの制度が構築されつつある国が多く、ASEAN諸国での環境ラベル制度を中心とした制度や基準の調和のあり方が注目されています。
またASEAN地域では、国連環境計画(UNEP)の「持続可能な消費と生産に関する10カ年の枠組み(10YFP)」や、EUまたはドイツ等による直接的な支援により、同地域におけるGPPと環境ラベルを有機的に関連付けて推進しようとする取り組みが進められており、日本の国際経済においても重要な意味を持っています。
本シンポジウムでは、ASEAN地域を中心に専門家を招き、各国のGPPとそれに密接に関係するタイプI(ISO14024)環境ラベルを解説します。また、講演者による、持続可能な消費と生産に向けたGPPと環境ラベル制度の役割についてのパネルディスカッションも行います。
電話番号、Eメールアドレスを明記の上、seminar@ecomark.jp までEメールにてお申し込みください。
同内容記載によるFAXでのお申し込みも受け付けます。
※申し込みの受付処理が完了し次第、参加証として申し込み受付のメールを返信いたします。
14:00-14:05 |
開会挨拶 |
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14:05-14:30 |
基調講演①『日本のグリーン公共調達(GPP)/環境ラベルの現状と国際貢献(仮)』中原 秀樹(国際グリーン購入ネットワーク(IGPN)会長、東京都市大学大学院 教授) 基調講演②『世界におけるGPP及び環境ラベルの取組と制度調和への動き』Mr. Farid Yaker(国連環境計画(UNEP)) |
14:30-16:00 |
ASEAN各国のGPPと環境ラベルの取組[講演①]『インドネシアのグリーン公共調達と環境ラベル』 Ms. Nurmayanti (インドネシア環境省) [講演②] 『マレーシアのグリーン公共調達と環境ラベル』 Mr. Asdirhyme bin Abdul Rasib (エネルギー・グリーンテクノロジー・水道省(KeTTHA)) [講演③] 『フィリピンのグリーン公共調達と環境ラベル』 Dr. June M. Alvarez (フィリピン環境保護および持続可能な発展センター(PCRPSDI)) [講演④] 『シンガポールのグリーン公共調達と環境ラベル』 Mr. Kelvin Lai (シンガポール環境協議会(SEC)) [講演⑤] 『タイのグリーン公共調達と環境ラベル』 Mr. Sirithan Pairoj-Boriboon (タイ環境研究所(TEI)) [講演⑥] 『ベトナムのグリーン公共調達と環境ラベル』 Dr. Duong Thanh AN (天然資源環境省(MONRE)) |
16:00-16:15 |
質疑応答 |
16:25-17:25 |
パネルディスカッションテーマ『持続可能な消費と生産に向けたGPPと環境ラベル制度の役割』 モデレーター 平尾 雅彦 東京大学大学院 教授パネリスト Mr. Farid Yaker(国連環境計画(UNEP)) Ms. Nurmayanti(インドネシア環境省) Mr. Asdirhyme bin Abdul Rasib エネルギー・グリーンテクノロジー・水道省(KeTTHA)) Dr. June M. Alvarez(フィリピン環境保護および持続可能な発展センター(PCRPSDI)) Mr. Kelvin Lai(シンガポール環境協議会(SEC)) Mr. Sirithan Pairoj-Boriboon(タイ環境研究所(TEI)) Dr. Duong Thanh AN(天然資源環境省(MONRE)) |
17:25-17:30 |
閉会 |
※プログラムは予告なく変更される場合があります。
中原 秀樹氏 東京都市大学大学院 環境学部 教授
東横学園女子短大助教授、マンチェスター・メトロポリタン大学客員教授を経て現職に。専門は「持続可能な消費」。環のくらしフォーラム座長、産業構造審議会専門員などの公職を歴任。教職の傍らグリーン購入ネットワーク会長(前)、国際グリーン購入ネットワーク会長としてNPO活動にも従事。2013年1月から国連環境計画(UNEP)の持続可能な公共調達イニシアティブ(SPPI)のマルチステークホルダーアドバイザリーコミッティ―のメンバーに就任。
Mr. Farid Yaker, Programme Officer, Division of Technology, Industry and Economics, Sustainable Consumption and Production Branch, United Nations Environment Programme
カリフォルニア大学修士号(農業経済学)。現在、国連環境計画(UNEP)にて持続可能な公共調達(SPP)プログラムを担当。
平尾 雅彦氏 東京大学大学院 工学系研究科 教授
工学博士。1996年より東京大学工学系研究科化学システム工学専攻講師。2006年4月より現職。環境省グリーン購入法特定調達品目検討会委員、グリーン購入ネットワーク会長、エコマーク運営委員会委員長、日本LCA学会 副会長等を務める。
Ms. Nurmayanti, Head of Division for Environmental Management & Testing Standardization, Ministry of Environment Republic of Indonesia
1994年インドネシア環境省入省。ISO14001等の環境マネジメント規格の制定部門ならびにタイプI、II環境ラベル基準策定・導入部門の責任者。また、グリーン公共調達政策の枠組み並びに導入・普及にも携わっている。
Mr. Asdirhyme bin Abdul Rasib, Under Secretary, Green Technology Sector, Ministry of Energy, Green Technology and Water(KeTTHA)
1997年マレーシア科学技術環境省入省。現在、エネルギー・グリーンテクノロジー・水道省(KeTTHA)でグリーンテクノロジー部門に所属し、中小企業向けのグリーン技術開発を担当。
Dr. June M. Alvarez, Executive Director, Philippine Center for Environmental Protection and Sustainable Development, Inc.(PCRPSDI)
2005年-2007年グリーンチョイスフィリピン環境ラベルプログラムの副事務局長兼プログラムマネージャー。2008年からフィリピンのタイプI環境ラベルを運営するフィリピン環境保護および持続可能な発展センター(PCRPSDI)の事務局長に就任。
Mr. Kelvin Lai, Senior Administration Manager, Green Label and Certifications /Partnerships Development, Singapore Environment Council(SEC)
MBA取得。2011年からシンガポール環境協議会(SEC)のパートナーシップ部およびコミュニケーション部門の上級総務マネージャー。シンガポールグリーンラベルの認証業務を担当し、グリーンラベルの対象分野や認証数の拡大に取り組んでいる。
Mr. Sirithan Pairoj-Boriboon, Advisor to Thailand Environment Institute, Thailand Environment Institute Foundation(TEI)
30年以上環境問題に携わり、タイグリーン公共調達、低炭素ラベルおよびカーボンフットプリント等を主導。2000年からタイプI環境ラベル運営機関タイ環境研究所(TEI)の役員。現在、アドバイザとしてグリーンラベル事業を担当。
Dr. Duong Thanh AN, Director / Chief of the Vietnam Green Label office, Department of Policy and Legal Affairs, Vietnam Environment Administration(VEA), Ministry of Natural Resources and Environment(MONRE)
環境政策並びに法的枠組みを担う天然資源環境省 ベトナム環境総局の局長を補佐する政策法務局の管理官。2014年6月に採択された環境保護に関する既存の包括的法律の改定業務ならびにベトナムグリーンラベルプログラム(タイプI環境ラベル)の事務局長も兼任。
東京ビッグサイト
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