2017.10.20ニュースリリース
(公財)日本環境協会 エコマーク事務局は、エコマーク商品類型No.505「飲食店Version1」認定基準において、初の認定店舗が誕生したので、お知らせします。
2015年パリ協定の採択を受け、日本では民生部門における温室効果ガスの大幅な削減が求められていることに加え、2020年に向け、持続可能性に配慮した取り組みという観点が事業戦略上、大きな注目を浴びています。このような背景のもと、全国に62万店ほどあると言われている飲食店でも食品ロス削減を中心に環境配慮へ取り組む機運が盛り上がりを見せています。
そこで、エコマークでは環境に配慮した飲食店の普及を後押しするため、ライフサイクルを考慮した総合的な環境配慮の取り組みを評価する飲食店の認定制度としては日本で初となるエコマーク「飲食店」認定基準を2017年9月1日に制定しました。認定基準は6つの評価カテゴリーに分けられ、省エネ・節水などの基本的な環境対策に加えて、食材の環境配慮、食品ロス削減に向けた食べ残しが減るような啓発や運動などの消費者の理解を深める取り組みを評価する内容になっています。
これらの基準に対し、高いレベルの取り組みがなされていると認められたエコマーク認定店舗が、下表のとおり2017年10月20日に初めて誕生しました。今後、エコマーク認定の飲食店が普及することで事業者の環境配慮の取り組みが進むとともに、そのお店を利用する消費者を巻き込んだ国全体での環境意識の高まりに広がっていくことが期待されます。
会社名 | 認定番号 | 商品店舗(チェーン)名 |
---|---|---|
株式会社吉野家 | 17 505 001 | 吉野家 |
株式会社モスフードサービス | 17 505 002 | モスバーガー |
株式会社プロントコーポレーション | 17 505 003 | プロント |
株式会社名鉄レストラン | 17 505 004 | 名鉄レストラン |
株式会社セブン&アイ・フードシステムズ | 17 505 005 | レストラン デニーズ |
認定基準や認定店舗の一覧などについては、エコマーク事務局ウェブサイトエコマーク認定サービスのページで公開しています。
プレスリリース(2017年10月20日)