2021.02.01ニュースリリース
エコマークは、バイオディーゼル燃料の製造時に発生するグリセリン廃液を有効活用した製品を対象とする認定基準を2月1日付で制定し、認定審査の申込み受付けを開始しました。
エコマークでは、商品類型No.160分類A「廃食用油を使用したバイオディーゼル燃料」において、軽油の代替燃料となるバイオディーゼル燃料を認定し、普及を後押ししています。バイオディーゼル燃料は、使用済みの食用油等から製造され、ライフサイクルでのCO2排出量も軽油と比較して少ないとされる燃料ですが、製造時に副生するグリセリン廃液の有効活用が課題となっています。この副生グリセリンを使用した製品がエコマーク認定品として広く普及することで、廃棄処理されている副生グリセリンの有効活用が進むことが期待されます。また、認定対象とする製品は、同じ用途の従来品と比較して製品のライフサイクルを通じた環境への負荷も少ないものとしています。
今回、対象とした製品は、し尿処理施設等において汚水から窒素を除去する際に用いられる脱窒剤です。脱窒剤は、天然ガスを主な原料とするメタノールを使用することが一般的ですが、その代替として使用することが可能です。なお、認定対象とする製品は、適宜、追加を検討する予定です。
認定基準書は、No.160「廃食用油を使用したバイオディーゼル燃料およびその副生物を使用した製品」ページに掲載しています。
ニュースリリース(2021年2月1日)