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「テイクアウト・デリバリー店舗」 の認定を開始

エコマークは、テイクアウト・デリバリー店舗を対象とする認定基準を3月1日付で制定し、認定審査の申込受付を開始しました。

エコマーク商品類型No.511「テイクアウト・デリバリー店舗」について

エコマークでは、2017年に商品類型No.505「飲食店Version1」の認定基準を制定し、環境に配慮した飲食店の認定を行ってきました。2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大防止のために緊急事態宣言の発出や外出自粛等の要請が行われ、多くの飲食店が時短営業や休業を余儀なくされることとなりました。その間、イートインでの市場が縮小する一方で、デリバリーやテイクアウトサービスの需要が急伸長するという消費者の行動変容が生まれましたが、現行のNo.505基準では適用範囲外となっています。また、本年4月から「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行され、テイクアウトで使用される容器包装についても環境に配慮されたものにすることが求められています。

このような背景を踏まえ、事業者の環境配慮への取り組みを喚起するとともに、サービス利用などを通じた消費者への認知拡大を図り、社会全体の環境負荷低減に資することを目的として、同サービス店舗の認定基準を新たに策定しました。

また近年、サプライチェーンのCO2排出量の削減が注目されていることを受けて、認定基準のポイント(5)の報告値をもとに、エコマークでは初めて、事務局においてCO2排出量を推計し、ウェブサイト等で公表し、取り組みを促進する予定です。

▼▼認定基準のポイント▼▼

(1)環境配慮がなされた食材の調達 食品ロス削減の工夫
(2)食品リサイクルの推進
(3)容器包装・カトラリー類の使用量削減、環境負荷低減効果が確認された素材への代替
(4)配達車両の長期使用化、エコドライブの実践 など
(5)調達、調理、廃棄物等に伴うCO2排出量を算定するための活動量の報告

認定基準書は、No.511「テイクアウト・デリバリー店舗」ページに掲載しています。
ニュースリリース(2022年3月1日)