2022.09.01ニュースリリース
エコマークは、「美容室」を対象とする認定基準を9月1日付で制定し、認定審査の申込受付を開始しました。
認定基準 https://www.ecomark.jp/service/beautysalon/
美容室は全国で約24万施設が存在し、消費者に身近なサービス業です。使用されるヘアケア関連の多種多様なヘアカラー剤、シャンプーなどは、そのプラスチック製容器などの使用削減や廃棄、リサイクルの課題があり、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が2022年4月から施行されたことを契機に、今後、業界全体で取り組みを進めてくことが期待されています。利用する消費者にとっても、提供を受けるサービスで使用されるヘアカラー剤やシャンプーなどが、どのような成分で構成されているか関心が高いと考えられます。
また、一部の美容室では、オーガニック(「有機栽培」ともいい、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産方法)などの地球環境に配慮した商品の使用を推進する動きもあります。さらに、持続可能な開発目標(SDGs)に関連した取り組みとして、ヘアドネーションの活動に賛同・協力する美容室もあり、環境配慮にとどまらず、社会的な側面への取り組みも期待されるところです。
このような背景を踏まえ、事業者の環境配慮への取り組みを喚起するとともに、サービス利用などを通じた消費者への認知拡大を図り、社会全体の環境負荷低減に資することを目的として、美容室の認定基準を新たに制定しました。
(1)ヘアカラー剤、シャンプーなどの提供サービスに関わる環境配慮
(2)プラスチック容器包装などの廃棄物のリデュース、リユース、リサイクル
(3)店舗の省エネ・節水
(4)ステークホルダーとのコミュニケーション など
認定基準書は、No.512「美容室」ページに掲載しています。
ニュースリリース(2022年9月1日)