2024.09.03ニュースリリース
公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局は、同協会が独自に制定した基準にもとづくホテル・旅館の認証が、世界大手OTA*などが参加するグローバルパートナーシップであるTravalystの「Certification Initiative」の基準に適合し、信頼性の高い宿泊施設のサステビリティ認証制度のリストに掲載されたことをお知らせします。
(*OTA:Online Travel Agent:インターネット上のみで取引を行う旅行会社)
2019年にサセックス公爵ハリー王子によって設立されたTravalyst(トラバリスト)は、旅行予約サイトや旅行業界におけるITソリューションを提供する世界的企業であるAmadeus、Booking.com、Expedia Group、Google、Mastercard、Sabre、Skyscanner、Travelport、Trip.com Group、Tripadvisor、Visaが参画している非営利のグローバルパートナーシップです。
Travalyst:https://travalyst.org/
Booking.com が発表した調査 によると、旅行者の45%はサステナブルな宿泊施設により魅力を感じており、67%の旅行者はすべての旅行予約サイトが同じ認証制度や環境ラベル(以下、認証制度等)を使用することを望んでいることが分かりました。旅行者の意識の高まりとともに、サステナビリティに焦点を当てた宿泊施設の認証制度等が増えると、旅行者にとって混乱を招く一因にもなりかねません。そこで、世界大手OTAなどが参画するグローバルパートナーシップであるTravalystは、信頼性が高い宿泊施設のサステナビリティ認証制度等を評価し、旅行業界が参考とすべき指標となるリストを作成する「Certification Initiative」を立ち上げました。このリストに掲載されるためには、Travalystが定めた厳しい3つの基準に基づき、独立した諮問委員会によるレビューを受ける必要があります。今回、認定基準No.503「ホテル・旅館」基準にもとづく認証がTravalystに評価されました。
Certification Initiative:https://travalyst.org/work/certifications-initiative/
サステナビリティ認証制度等リストはこちらから確認できます。
https://travalyst.org/wp-content/uploads/2024/04/Travalyst-Certifications-List-Summer-2024-1.pdf
今後、TravalystのパートナーであるOTAなどが本リストに掲載されている認証制度を参考に、各旅行予約サイトに掲載されるホテルのサステビリティを評価することが期待されます。