エコマーク「空港ラウンジ」の認定を開始
2025.04.01ニュースリリース
エコマークは、新たに「空港ラウンジ」認定基準を4月1日付で制定し、認定を開始します。
No.514「空港ラウンジ Version1」 (新規) について
航空業界では、カーボンニュートラルの実現に向けて航空機やその燃料(SAFなど)の環境負荷削減が注目されているなか、空港施設においてもカーボンニュートラルや資源循環の取り組みが求められています。空港施設には、小売店舗や飲食店などが多数入居していますが、同様に「空港ラウンジ」も環境負荷削減のポテンシャルを持っている施設の一つです。空港ラウンジは、ごみや食品残渣を減らす取り組みやそれらの活動を情報発信することで利用客に広くエコに興味を持つ動機づけを行える場となるだけでなく、小売店舗や飲食店などと違う客層、特にインバウンドに対する情報発信の場としても有効と考えられます。
この度、事業者の環境配慮への取り組みを促進するとともに、サービスの利用を通じて消費者への認知拡大を図るため、エコマーク新認定基準「空港ラウンジ」を策定しました。本認定基準は「食材」「廃棄物」「省エネ節水」「備品」「運営」「コミュニケーション」の6つのカテゴリーから構成され、運営事業者や施設によって異なる仕組みや多様な取り組みを評価できるようポイント制を導入しています。本基準に対する申込者は、空港施設においてラウンジ業務を受託している事業者を想定しています。環境に配慮した空港ラウンジが広がることで、社会全体の環境負荷低減に寄与することが期待されています。
▼▼認定基準のポイント▼▼
詳しくは認定基準のページをご覧ください。
・「食材」「廃棄物」「省エネ節水」「備品」「運営」「コミュニケーション」の6つのカテゴリーから認定基準を設定
・運営事業者や施設によって異なる仕組みや多様な取り組みを評価できるようポイント制を導入(多様な選択項目の中から取り組んでいる項目をポイントとして評価。認定にあたっては、必須基準項目を満たしたうえで、〇ポイント以上の取り組みが求められる。)
・高度な取り組みを適切に評価できるよう、積極的にポイント数に重み付け
・環境配慮を積極的に進めている事業者を差別化し、評価できる認定要件の設定
・本基準に対する申込者は、空港施設においてラウンジ業務を受託している事業者を想定
・手洗い用洗剤の持続可能性に配慮した原料の使用や、希釈使用を前提とする濃縮タイプであること(配送時の積載効率の向上)など、全14項目の基準を設定。