商品類型No.113「包装用紙 Version3」では、古紙パルプを配合した包装用紙(原紙)を対象としています。
日本国内の包装用紙の生産量は近年ほぼ横ばい傾向にあります。深刻化する森林資源の減少、劣化等は世界的に大きな問題となっていますが、紙の原料に使用される木材の多くは海外から輸入されており、国内では紙資源を循環(リサイクルの推進)することが重要です。また、古紙の利用以外にも、原木の伐採にあたり森林に関する法令に照らして合法なものであることが生態系保全の観点からも重要です。これまでも包装用紙への積極的な古紙の使用が推進されてきましたが、段ボールやトイレットペーパと比べると、古紙利用率はまだ低い状況にあります。
この認定基準では、古紙パルプの配合率のほかにも、製品に使用する蛍光増白剤や着色剤、パルプの漂白に使用する薬剤などの使用制限、紙にリサイクルするために阻害となる物質を含まないなども評価しています。
(有効期限日 2026年4月30日)