商品の認定基準

No.126 塗料Version2.7

この類型の認定一覧

商品類型No.126「塗料 Version2」では、有害物質の使用を低減した塗料を対象としています。

VOC(揮発性有機化合物)は、塗料、印刷インキ、接着剤などに含まれ、作業環境の悪化や大気中で光化学反応を起こす光化学オキシダントの一因ともなるため、VOC排出を低減することが重要な課題となっています。VOCの排出抑制については、大規模事業所への法的規制とともに、中小規模事業所などに対しても自主的取組みが求められています。なかでも塗料・塗装分野は、その大部分が中小規模の事業所でありながら、国内VOC排出量全体に占める割合が高く、特に取り組みの求められる分野です。

この認定基準では、VOCの使用抑制により、人や環境への影響を低減させることに主眼を置きながら、容器における3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進、家庭用塗料における臭気の問題や、合成樹脂溶剤系塗料の一部および粉体塗料における再生材料の利用についても評価しています。

(有効期限日 2027年4月30日)

エコマーク商品画像

適用範囲

A. ラッカー

ニトロセルロースラッカー、ラッカー系シーラー、ラッカー系下地塗料

B. 合成樹脂溶剤系塗料

一般用さび止めペイント、鉛丹さび止めペイント、亜酸化鉛さび止めペイント、塩基性クロム酸鉛さび止めペイント、合成樹脂調合ペイント、リン酸塩系さび止めペイント、フタル酸樹脂エナメル、シアナミド鉛さび止めペイント……他

C. 合成樹脂水系塗料

つや有合成樹脂エマルションペイント、合成樹脂エマルションペイント、合成樹脂エマルション模様塗料、合成樹脂エマルションパテ、多彩模様塗料

D. 路面表示用塗料

路面表示用塗料

E. その他塗料(油性塗料)

油性系調合ペイント、油性系下地塗料

F. 建築用塗料

建築用塗膜防水材、建築用仕上げ塗材、建築用下地調整塗材、建物用床塗料

G. 家庭用塗料

家庭用木部金属部壁塗料、家庭用屋内木床塗料、家庭用屋内壁塗料

H. 粉体塗料

溶剤成分を含まない粉末状の塗料製品

I. 建築工事標準仕様書に該当する塗料

水系さび止めペイント

J. 自動車補修用塗料

自動車補修に使用する溶剤系・水系塗料

K. JIS規定外の塗料および工業用塗料

A~Jに該当しない塗料および工業用塗料製品

関連資料

認定基準の制定・改定の履歴

  • 2022年12月15日 Version2.7
  • 2019年4月1日 Version2.6
  • 2017年2月1日 付属証明書・証明書書式の変更(申込時に提出する証明書に、より詳細に成分等が記載ができるように書式を変更しました)
  • 2012年7月13日 Version2.5
  • 2011年3月1日 Version2.4
  • 2008年8月21日 Version2.3
  • 2008年6月9日 Version2.2
  • 2007年6月8日 Version2.1
  • 2007年4月13日制定

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