商品の認定基準

商品類型とは

商品は用途や特徴などによって使用する材料や環境負荷などが異なります。エコマーク認定基準は商品の用途や特徴などによって分類されたカテゴリーごとに制定します。このカテゴリーのことをエコマーク事業では商品類型と呼んでいます。

商品類型の選定

エコマークの商品類型は以下の方針に沿って選定されます。また新しい商品類型は年に1回受付期間を定めて広く一般に提案を呼びかけます。この提案を考慮して、企画戦略委員会で重視すべき環境問題、消費トレンドなのど社会動向やヒアリング結果などを踏まえ、新たな商品類型化の候補を検討します。商品分野別基準策定委員会の設置が可能となった時点で、新たな商品類型として選定・公表します。

  • 社会に大きな影響を与えることができる
  • 環境への負荷を大幅に低減できる
  • より多くの事業者の行動を転換、誘導できる
  • より多くの消費者の行動を転換、誘導できる

認定基準の制定

商品分野別基準策定委員会*が選定された商品類型の具体的な認定基準案を策定します。認定基準は商品のライフステージ(資源採取から廃棄・リサイクルまで)を通じたあらゆる環境負荷を考慮して策定されます。新しい認定基準案は、基準審議委員会の審議を経て、30日間公表し、意見(パブリックコメント)を募集します。受け付けた意見をもとに商品分野別基準策定委員会の審議を経て、最終的に認定基準が制定されます。

認定基準書は認定基準、解説、その他(別表、付属証明書など)から構成します。解説に商品分野別基準策定委員会で議論した内容を掲載することで、認定基準を制定する過程に透明性を持たせています。

*商品分野別基準策定委員会は、特定の商品類型の利害関係者である事業者、消費者、中立機関の専門家から構成されています。

商品類型の有効期限

商品類型は制定から原則5年間、最大7年間の有効期限を設定しています。有効期限内であっても認定基準は必要に応じて改定します。

通常、有効期限日到来の約2年前に見直しを行います。見直しに際しては、方向性等について広く一般から意見を募り、これをもとに、「全面的な改定」、「有効期限をもって終了」、「有効期限の延長」を判断する手続きを行うものとします。