国際会議・イベント
マレーシア・シャーアラムで2024年10月21日、22日の二日間にわたり開催されたドイツ国際協力公社(GIZ)と持続可能な消費と生産のためのアジア太平洋円卓会議(APRSCP)の共同開催である国際会議「Conference on ASEAN SCP Policies and Practices」に参加しました。
本会議は、ASEANにおける持続可能な消費と生産(Sustainable Consumption and Production: SCP)に関する政策と協力を推進するため、世界の最新動向やベストプラクティスを共有することを目的として行われ、世界各国から約180名が参加しました。GIZは、12年間にわたりASEAN地域のグリーン公共調達(Green Public Procurement: GPP)及び環境ラベル制度を促進するプログラムを展開しており、プログラムを通じて得られた知見や教訓を共有するとともに、アジア太平洋地域内外のネットワークの強化を目指しています。
一日目は、SCPに関する世界の政策やASEAN地域への影響、ASEAN地域のSCPフレームワークについての基調講演が行われたほか、ASEAN地域における環境配慮型製品の市場とGPP政策の最新動向について発表がされました。その後、参加者は3つのセッションに分かれ、各テーマに基づいたワークショップが行われました。
二日目も同様に、複数の基調講演やパネルディスカッションなどの全体会議が行われたあと、3つのテーマごとにワークショップが行われ、エコマーク事務局はそのうちの一つのセッションに講師として参加しました。エコマーク事務局からは、環境ラベル間の相互認証制度の概要や課題、認定取得事業者へのメリットなどを紹介するとともに、グループディスカッションのモデレーターとして知見を共有しました。