普及活動報告

オンラインセミナー「SDGs/プラスチック資源循環セミナー」

 2022年7月28日(木)、エコマーク事務局では「SDGs/プラスチック資源循環セミナー」と題したオンラインセミナーを開催致しました。


 2015年に国連が定めた国際社会共通の目標である「SDGs」が採択されて以降、世界中で環境面に限らず、社会面においても様々な取組が進められてきました。日本では、2022年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラスチック資源循環法)」が施行され、プラスチック資源循環に関する取組が急務となっています。

 特に、近年、エコマークにおいても認定基準を設定している小売店舗やホテルといったサービス業においては、プラスチック資源循環法に基づいて、プラスチック使用製品の使用の合理化が求められるなど、その対策の重要度はより一層増しています。

 そこで、プラスチックやごみ問題などに詳しい京都大学大学院 浅利 美鈴 教授をお招きするとともに、SDGsやプラスチック資源循環への取組に関連するエコマークのサービス類型の認定基準、および7月公開の新しい認定基準案「美容室」について紹介するセミナーを開催致しました。


 京都大学大学院 浅利 美鈴 様からは、『ごみは意外に雄弁だ。SDGsは意外に寛容だ。~社会課題を自分事・職場事化するために~』と題した基調講演を頂戴しました。日本が抱えるごみ問題から昨今のプラスチックに係る世界的な問題と日本の取組を、非常に分かりやすく解説いただきました。また、積極的に実施されているフィールドワークのほか、学生や自治体等との協働のなかで得られた多くの気付きも惜しみなく共有いただきました。

 最後にエコマーク事務局から、エコマークにおけるプラスチックの取り扱いをはじめ、サービス分野の基準に着目したプラスチック関連の基準や認定施設の事例、そして2022年9月1日に制定を目指している「美容室」基準を紹介しました。

 セミナーには300 名以上がご参加いただき、盛況のうちに終了しました。多くの質問も寄せられるとともに、様々な業界から参加いただき、SDGsやプラスチック問題に関する関心の高さが伺えました。

開催概要

日時:
2022年7月28日(木)
場所:
オンライン