普及活動報告

オンラインセミナー「リサイクル製品のトレーサビリティに関する最新の取組」

2023年8月3日(木)、オンラインにて「リサイクル製品のトレーサビリティに関する最新の取組」セミナーを開催しました。本セミナーには約250名のご参加を頂き、様々な業界や関係機関における再生材料のトレーサビリティに対する関心の高さがうかがえました。

公益財団法人日本環境協会では、従来からエコマーク認定商品の社会的信頼性の確保・向上を目的に、基準適合の確認試験、監査の実施など、様々な取組を継続的に実施しています。他方、試験機関や化学品メーカーなどの事業者により、リサイクル繊維の判別試験の新規開発や、ブロックチェーン技術を用いたプラスチックの再生材料トレーサビリティシステムの構築など、新たな取組も進められています。

そこで、資源循環の高度化に向け、社会全体で安心して再生材料を使用できる環境整備のための最新の取組として、一般財団法人ニッセンケン品質評価センター舟橋みゆき様、三井化学株式会社浜野竜二様を講師にお招きし、ペットボトル由来のマテリアルリサイクルPET繊維判別方法、プラスチック素材のトレーサビリティを具現化する資源循環プラットフォームの市場開発状況についてご講演を頂きました。講演では、判別試験開発の背景、仕組をはじめ詳細の発表や、資源循環プラットフォームの海外動向、ニーズ、開発状況と将来性などについてご説明頂き、両講演ともに高い評価を頂きました。

このほか、エコマーク事業における信頼性確保の取組について事務局より説明し、信頼性確保・向上に役立つ情報の発信と、協力の呼びかけを行いました。

開催概要

日時:
2023年8月3日(木)
場所:
オンライン