普及活動報告

エコマークアワード2024表彰および新エコマークシンボル発表会

公益財団法人日本環境協会エコマーク事務局は、2024年12月6日(金)、有識者による資源循環と気候変動に関する講演、実施15回目の節目となるエコマークの表彰制度「エコマークアワード2024」の表彰セレモニー、ならびに新しいエコマークシンボル紹介の3部からなるイベントを開催しました。

講演は、「気候変動を食い止めよう ~循環型社会をめざして~」と題し、株式会社NHKエンタープライズ 堅達 京子氏よりお話しいただきました。11月にアゼルバイジャンで開催されたCOPのお話しを交えながら、気候変動対策を10年後に行うのでは手遅れであり、今しかない、という思いで全ての英知を結集させれば、システム・しくみを変えることができる。なにより、声をあげることが大事であり、エコマーク商品を選ぶ・使うことも、声をあげることの一つである、とお話しいただきました。

続いて、エコマークアワード2024表彰式を行いました。 最優秀賞の日本生活協同組合連合会、優秀賞のエフピコ、三ツ星エコクラブ、ベストプロダクトの東洋紡エムシーにそれぞれ賞状とトロフィを授与いたしました。宇陀化成工業およびグンビルからは、受賞のビデオメッセージにてご参加いただき、喜びの声をいただきました。
そして、エコマークアワード2024の選考委員長である筑波大学 副学長 西尾チヅル氏より、選考の講評をいただきました。受賞団体には、長きにわたりエコマークを基軸に環境配慮に取り組んでいるという共通点があり、環境配慮活動を面として展開するハブとしてエコマークが貢献しうることを感じることができた。今後も持続可能社会の実現に向けて、エコマークをうまく活用されることを願っていると、お話しいただきました。

最後に、12月より使用を開始しました新しいエコマークシンボルについて、デザインとブランディングにおいて支援していただいた株式会社GKグラフィックス 木村 雅彦氏、多田 妃呂実氏よりご発表いただきました。ロゴデザインのリファインを行う背景から、新しいシンボルは誰もが共感できる表情であり、どのような場所でも判別でき、そしてこれまでのエコマークの認知度を活用できるデザインとしていること、そして、一見大きく変わってはいないが、確実にバージョンアップしたマークとなっているとご説明いただきました。

新しいロゴとともに誕生したブランドコンセプト ”Try ecologue.” をもとに、エコマークは様々なステークホルダーとの対話を通して、持続可能な社会の実現を目指します。引き続きよろしくお願いいたします。

開催概要

日時:
2024年12月6日(金)
場所:
日比谷国際ビルコンファレンススクエア(東京・千代田区)
主催:
公益財団法人日本環境協会