GEN
2023年10月24日~26日の3日間にわたり、世界エコラベリング・ネットワーク(GEN)の年次総会(AGM)が、4年振りに対面形式でドイツ・ケルンにて開催されました。
GENは世界50以上の国と地域において展開されているタイプⅠ環境ラベルの国際ネットワーク組織で、年に一度GEN加盟団体が一堂に会する年次総会を開催しています。
日本のエコマーク事務局は、GENの設立発起団体の一つとして、会計業務を担当し、GENの運営に主導的に携わっています。
一日目(24日)には、2023年のGEN年次総会の担当機関であるTUV Rheilandが主催するイベントが開催され、欧州委員会やドイツ国内の環境専門家、民間事業者のほか、TUV Rheilandからも専門家が登壇し、環境ラベルを取り巻く新しい法整備をはじめ、環境ラベルに要求・期待される役割、今後の発展を見据えた取り組みなど、様々な観点からの発表が行われました。
二日目(25日)は、GEN年次総会が行われ、一年間のGENの取り組みの振り返りや会計といった定例事項のほか、2024年からの新しい5カ年戦略についてメンバー間で議論が行われました。また、ウズベキスタン生態・環境保護・気候変動省が準会員、キヤノンヨーロッパが賛助会員として加盟が承認されました。
三日目(26日)は、GENメンバーが各国の取り組みに関する最新動向を共有する発表を行いました。DX(デジタルトランスフォーメーション)やCO2等による環境ラベルの環境パフォーマンスに関する発表のほか、メンバー間の連携プログラムや認定企業との協働等について紹介されました。また、UNEPやドイツ連邦環境・自然保護・原子力安全省(BMUV)などから環境ラベルに関する国際的な動向についても共有されました。