GEN
2024年10月15日~18日、世界エコラベリング・ネットワーク(GEN)の年次総会(AGM)が、インド・ニューデリーにて開催されました。GENは世界50以上の国と地域において展開されているタイプⅠ環境ラベルの国際ネットワーク組織で、年に一度GEN加盟団体が一堂に会する年次総会を開催しています。
日本のエコマーク事務局は、GENの設立発起団体の一つとして、会計業務を担当し、GENの運営に主導的に携わっています。
1日目は、一年間のGENの取組の振り返りや会計報告、ワーキンググループの進捗状況、内部監査システムGENICESの授与式など年次総会の定例事項のほか、2025年以降に向けたGENの戦略について議論や新しいGENICESの運用スキームの紹介がされました。また、改訂作業中のISO14024の最新動向の共有、今後のGENとしての進め方についての情報が共有されました。
二日目及び三日目(16日、17日)は、2024年のGEN年次総会の担当機関であるConfederation of Indian Industryが主催する国際会議が開催され、建材分野をはじめタイプⅠ環境ラベルの活用が盛んな品目を中心に、その活用メリットやグリーン公共調達での世界の位置付けなど、多くの発表が行われました。
四日目(18日)は、GENが検討を進めている共通コア基準の策定に向けた議論のほか、CO2等による環境ラベルの環境パフォーマンスに関する発表、ドイツ環境・自然保護・原子力安全・消費者保護省(BMUV)が出資し、ドイツの国際協力機関であるドイツ国際協力公社(GIZ)が実施しているASEAN地域の意環境ラベル及び持続可能な公共調達(Sustainable Public Procurement: SPP)を支援するADVANCE SCPプログラムについての最新動向が共有されました。
2025年の年次総会は、ウズベキスタンで開催される予定です。