相互認証
6月22日(金)、23日(土)、中国・蘇州にて第4回日中韓環境ビジネス円卓会議(TREB)が開催され、三カ国の環境ラベル機関同士による相互認証協定の締結式が行われました。
新たに「シュレッダー」共通基準の合意書が締結されたほか、2012年に合意した「複合機(複写機)」共通基準再設定に関する覚書も締結されました。そのほかには、三カ国の環境ラベル機関を代表し、中環連合(北京)認証センター有限公司(CEC)から、相互認証を中心とした環境ラベルに関する三カ国間協力について発表がありました。
「シュレッダー」共通基準項目の合意により、日中韓相互認証の対象品目は10品目に拡大し、さらなる環境配慮型製品の普及が期待されます。
「シュレッダー」は、2016年3月に対象品目として選定され、2018年4月の実務者会議(中国・北京)にて、3R設計や有害物質の使用制限を中心に三カ国の共通基準項目が合意されました。
「複合機(複写機)」の共通基準は、本年1月に中国基準が改定されたことを受けて、三カ国の共通基準の見直しを行いました。
日中韓の相互認証は、2018年6月末時点で400機種以上が相互認証の仕組みを利用しており、今回の合意により、さらなる活用が見込まれます。相互認証の実施は、事業者の試験等のコスト削減だけでなく、多国間で環境配慮型商品が広く普及することによる世界的な環境負荷低減につながると期待されます。