相互認証
4月5日(金)、アメリカ・オレゴン州ポートランドにて、環境評価システム「EPEAT」を運営するGEC(グリーンエレクトロニクスカウンシル)と相互認証協議を実施しました。
EPEATは、複写機、プリンタなどの画像機器やパソコン、テレビなどの電子機器を対象としており、製品のライフサイクルを通した環境性能のほか、企業全体の環境への取組についても評価しています。
アメリカをはじめカナダやオーストラリアなどの公共調達の要件として採用されるなど、大きな注目を浴びています。
第1回目の相互認証協議では、両制度の違いを認識するとともに共通理解を深め、実効性の高いスキームの構築を目的にさまざまな意見交換が行われました。
相互認証の具体的な運用方法の方向性について確認されたほか、今後も引き続き協議を継続的に実施していくことが合意されました。
相互認証とは、相手国の環境ラベルの審査(もしくはその一部分)を自国の環境ラベル機関で実施することを可能とする二国間以上の協定で、相互認証の実施により、共通基準化の促進による事業者の開発・製造コストの削減、環境ラベルの申請コストの削減、海外市場参入の容易化、多国間で環境ラベルの認定商品が広く流通することによる地球規模での環境負荷低減などの効果が期待されます。
日本のエコマークは、ドイツ、北欧、北米、中国、韓国、タイ、台湾、シンガポール、香港、ニュージーランドの タイプⅠ環境ラベルを運営する10 機関と相互認証協定を締結しています。