エコマーク認定基準における「バイオマスプラスチック」の取扱方針の改定
2022.12.15ニュースリリース
エコマークは、「エコマーク認定基準における「バイオマスプラスチック」の取扱方針」を2022年12月15日付で改定しました。
「バイオマスプラスチック」の取扱方針の改定について
エコマークでは、2015年に「エコマーク認定基準における植物由来プラスチックの取扱いについて」を取りまとめ、代表的なLCA(ライフサイクルアセスメント)の結果から環境負荷低減効果が確認されたバイオマスプラスチック(植物由来プラスチックともいう。実配合品*のバイオPE、バイオPET、PTT、PLAの4種類を対象)について、各商品類型に認定基準を導入し、製品の認定を行ってきました。
* ISO16620-2またはASTM D6866に規定される14C法によるバイオベース炭素含有率が測定できるもの。
近年、プラスチック資源循環に関する社会ニーズの高まりや、2022年4月の「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の施行を契機に、様々なバイオマスプラスチックの開発・製品化が加速しています。
今回の取扱方針の改定では、それらの動きに対応するために、エコマークの認定対象を、上記4種類以外のバイオマスプラスチック(バイオベース合成ポリマー)にも拡大し、新たなバイオマス原料や新しいバイオマスプラスチックを用いた製品でエコマーク申請をする場合にも、速やかに審査できるフローの導入(持続可能性に関する情報収集等を含む)を行うこととしました。また、日本政府の「バイオプラスチック導入ロードマップ」と用語の整合を図る内容(例:植物由来プラスチックをバイオマスプラスチックと改称)も含まれています。
また、同日付でNo.140「飲食料品、化粧品、家庭用品などの容器包装」、No.103「衣服」、No.104「家庭用繊維製品」、No.105「工業用繊維製品」などの認定基準も本方針にもとづく基準項目を導入(部分改定を実施)し、製品の認定を開始します。
- 「エコマーク認定基準における「バイオマスプラスチック」の取扱方針」(2022年12月15日)
- 「エコマーク認定基準における「バイオマスプラスチック」の取扱方針」【英語版】(2022年12月15日)
- 「エコマーク認定基準における「バイオマスプラスチック」の取扱方針案のパブリックコメントに寄せられたご意見と対応
「エコマーク認定基準における「バイオマスプラスチック」の取扱方針」改定による基準項目を導入する認定基準(改定予定)
類型No. | 商品類型名 | 改定日(予定) |
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101 | かばん・スーツケースVersion1 | 2023年2月~3月 |
103 | 衣服Version3 | 2022/12/15 |
104 | 家庭用繊維製品Version3 | 2022/12/15 |
105 | 工業用繊維製品Version3 | 2022/12/15 |
112 | 文具・事務用品Version2 | 2022/12/15 |
128 | 日用品Version1 | 2023年2月~3月 |
130 | 家具Version2 | 2022/12/15 |
131 | 土木製品Version1 | 2023年2月~3月 |
140 | 飲食料品、化粧品、家庭用品などの容器包装Version1 | 2022/12/15 |
143 | 靴・履物Version1 | 2023年2月~3月 |
ニュースリリース(2022年12月15日)